2025/01/14更新
こんな被害はございませんか?「エアコンをつけたらゴキブリが落ちてきた」「エアコン周辺でゴキブリをよく見かける」「エアコンにゴキブリの糞らしきものがついていた」など
窓やドアを開け閉めしていないのになんでゴキブリが入ってくるのかと疑問に思うことが多くあると思います。
この記事では、エアコンからのゴキブリ侵入経路、駆除方法、再発させない対策方法をプロの業者が一挙公開します。
弊社のお問合せの中でも非常に多い質問です。
エアコンからゴキブリが出てくる一番の理由は、部屋への侵入経路が主な原因です。
そのほかにもエアコン以外の経路から侵入してきたゴキブリがエアコン付近に集まってくることがあります。
一度いい住処と思われると集まったゴキブリたちが糞をして、集合フェロモンによってほかの仲間たちも引き寄せられてしまい被害が拡大します。
エアコン以外のゴキブリの侵入経路では、例えばキッチンや洗面台下の配管周りや換気扇、ブレーカーなどの少しの隙間からゴキブリが侵入してくるケースがあります。
この記事ではエアコンの侵入経路にフォーカスして解説していきます。
エアコンを侵入経路としてゴキブリが室内に侵入してくる箇所は主に次の3点です。
ゴキブリは狭いところに入り込む習性があるので、エアコンドレンホースのような細く暗い道はゴキブリにとって最高の通り道です。
ドレンホースとエアコン本体(室内機)は直接ひとつの通り道で繋がっているため、簡単に室内にゴキブリが侵入できてしまいます。
エアコンのスイッチ入れたらゴキブリが落ちてくる原因は、このように屋外のドレンホースをゴキブリが通ってエアコンの内部まで侵入してくるケースがほとんどです。
1.地面に直接ドレンホースがつかないように長さを切って調整する。
このように少し地面から浮かせることによってゴキブリがドレンホース内に侵入しづらいようにする。
2.ドレンホースの先端に防虫キャップを取り付ける。
写真のように100均やネットショップで売っている防虫キャップを取り付け、侵入を防ぐ。
3.ドレンホースの先端に排水溝用ネットを被せる。
ドレンホース専用の防虫キャップがない場合はお風呂の排水溝用のネットなどを被せるだけでも、侵入経路対策としては有効です。
エアコンの設置は壁に配管パイプ用の穴をあける必要があり、その穴を通ってゴキブリが侵入してくることがあります。
そのため、配管パイプの穴や隙間をパテなどで埋めてゴキブリが屋内と屋外を出入りできなくなれば、ゴキブリにとっての通り道がなくなり、室内に侵入されなくなります。
ただし、外側の穴だけを埋めても、内壁の中に住み着くタイプのゴキブリには侵入されてしまうので、屋外側と屋内側の両方の穴をしっかりと埋めることが重要になります。
1コーキング剤などで壁の穴を埋める(外・内両側)
配管ホースの壁の穴を埋める方法は、発砲ウレタンやコーキング剤を使用する方法がありますが、ご自身で行う場合の一番簡単な方法はエアコンパテによる対策です。
エアコンパテは100均やホームセンターなどで入手することができます。
2.貫通スリーブを取り付ける
また、配管パイプ用の穴に貫通スリーブという内壁と外壁の隙間を埋めるためのツールも壁の中に住み着いているゴキブリの室内への侵入対策に有効です。
ただし、貫通スリーブの取り付けは、配管パイプの大がかりな取り外しが必要になるので、エアコンの設置前や買い替えのタイミングで行うようにしましょう
3.エアコン屋外の配管テープを新しくする
屋外にエアコンの配管をまとめるテープが巻かれています。テープの劣化によってその隙間からゴキブリが侵入してくるケースがあります。その場合は新しいテープで配管を巻きなおすことで隙間が塞がり侵入経路対策として非常に有効です。
エアコンの配管穴に貫通スリーブが入っていない場合、床下・壁裏に住み着いているゴキブリも部屋に侵入させてしまします。
この場合、屋外のエアコン配管の侵入経路を塞いでも、ゴキブリの侵入を許してしまします。
その為、室内側(室内機の配管)を塞ぐことでエアコンからの侵入を防止する対策が可能です。
室内側の配管穴をパテなどで埋めることも壁の中や天井裏に住み着いているゴキブリの侵入対策として有効です。
室外機から室内機に繋がる配管ホースのつなぎ方には2つの種類があります。
1.隠蔽配管
外に面していない部屋や室外機から離れた部屋にエアコンを設置する場合に主に行う配管方法です。
配管ホースが室外機から壁や天井など建物の内側を通じて室内まで配管を通す方法です。
隠蔽配管の場合の侵入経路対策は、室内側の配管ホース穴の隙間をコーキング剤などでしっかりと塞ぐとでゴキブリを外部から侵入できなくさせられます。
2.露出配管
露出配管は、室内機の配管穴と外側の配管穴が一直線に繋がっている配管方法です。
配管穴が室内機の近くに開けられている場合が多く、この場合は室内側の配管穴と室内機本体の配管ホースが繋がっているカバー付近にも隙間が生じるのでパテやコーキング剤などで室内機本体側の隙間を埋める必要があります。
エアコン本体(室内機)の内部はゴキブリにとって、狭く暗く暖かいのでゴキブリが生息していく環境にはとても適しています。
また背板とエアコン本体のあいだの狭いスペースも高温多湿になりやすいため、ゴキブリが住み着きやすい生息地のひとつです。
ゴキブリの糞には集合フェロモンという近くの仲間を寄せ付ける成分が含まれているため、エアコン内部に糞をされてしまうとたちまち他の個体もどんどん屋外から室内に集まってきてしまいます。
たった一匹だけでもエアコン内部に住み着いて糞をすると、侵入経路を辿ってあっという間にゴキブリが増殖していき被害が拡大してしまいます。
もしもエアコンの内部や付近でゴキブリの糞らしきものを発見した場合はすぐに取り除いてアルコール除菌を徹底してください。
エアコン内部やエアコン付近にゴキブリが住み着いている場合があります。
次の方法を試してエアコン内部にゴキブリが生息していないか確認してみてください。
エアコンをつけてカリカリやカサカサなどと異音がした場合は、高い確率で内部にゴキブリが生息している可能性があります。
エアコンのカバーをあけてフィルター部分にゴキブリの糞がないか確認してみてください。ゴキブリの死骸や糞があった場合はゴキブリが生息している可能性があります。
これを実行するには少し勇気が必要ですが、エアコン本体を丸めた新聞紙などで軽く叩いてみるとゴキブリが驚いて飛び出してくるかもしれません。
ゴキブリは夜行性で夜間に活動的になるので、夜間に行った方が発見しやすくなります。
市販のゴキブリ駆除グッズを使ってエアコン内部からゴキブリが出てきた場合の駆除の方法は次の通りです。
直接ゴキブリを目視した場合に素早く対応できる駆除方法は、殺虫剤を使用することです。
ホームセンターなどで売っている市販のゴキブリ専用のものであれば、基本的にどのメーカーの殺虫剤であっても構いません。
ゴキブリの大きさによって殺虫剤を浴びせる時間の調節が必要で、個体が大きければ大きいほど殺虫剤を噴射して浴びせる時間は長くなります。
殺虫剤を浴びた個体は一時的に興奮状態になり非常に素早く動くので、本体に直接噴射したあとはゴキブリが動く方向を予想して先回りした場所に噴射すると効果的です。
多くの噴射式殺虫剤は可燃性ガスが含まれているので火気のそばで使用しないように注意してください。
ゴキブリが特に苦手でゴキブリの姿も見たくないという人におすすめな撃退方法は、エアコンの付近に粘着トラップ(ゴキブリホイホイなど)を仕掛けることが有効です。
ゴキブリを目視してしまってすぐに撃退したい人の場合は、ゴキブリを見かけた場所の付近に粘着トラップを仕掛けること、で付近のゴキブリを徹底的に捕獲・駆除することができます。
粘着トラップの置き場所も非常に重要で、侵入経路付近やキッチンや洗面台などの水回り付近に設置すると効果が得やすくなります。
またゴキブリは人の気配に敏感なので、トラップを仕掛けた後に部屋からあえて退出して様子をみるのも有効です。
ただし、粘着トラップには少しデメリットもあり、室内(床下・壁裏などの建物内部を含む)に住み着いていないゴキブリにも、誘因剤の効果によって引き寄せられてきてしまう可能性があり、粘着トラップの大量設置は反対にリスクを伴いますので、設置する場合は最小限の数で適切な設置個所を決めておくことが重要です。
他にもゴキブリの駆除方法として有効なものは、ベイト剤(毒エサ)を設置することです。
ベイト剤もホームセンターや薬局などで売っているため気軽に入手することができます。
ベイト剤のメリットは、エサを食べたゴキブリ単体だけではなく巣内のゴキブリにも効果があることです。
これはゴキブリが仲間同士で食べ物を分け合ったり死骸や排泄物を食べる共食いや糞食の習性を利用したもので、一匹のゴキブリが毒エサを食べた場合に複数のゴキブリも駆除できる連鎖効果が期待できます。
ただし、粘着トラップと同様にベイト剤も誘引剤によってゴキブリを引き寄せる作用があるので、適切な設置数や設置場所に配置しましょう。
もしもエアコンからゴキブリが落ちてきたらと考えたらとても不快で怖い思いをされると思います。
エアコンからのゴキブリの侵入を防ぐには、エアコンへの侵入経路を物理的に塞いだり、内部のフィルターの定期的な清掃など日々の予防と清掃が効果的です。
埃が溜まっている環境は湿気や汚れが溜まりやすく、ゴキブリが活動しやすい環境の要因になりかねません。
また、エアコン内にゴキブリの糞がある場合、仲間ゴキブリを誘引させてしまします。
フィルターを定期的に清掃して清潔に保つことはゴキブリがエアコン内部に住み着くことを防ぐ重要な工程です。
ゴキブリはエアコン室外機のドレンホースや配管ホースの穴や隙間を通って室内にたどり着きます。
屋外のドレンホースや配管ホースの穴をふさいでゴキブリの侵入経路を絶てば、ゴキブリはエアコン内部までたどり着けないので、結果としてエアコン内部にゴキブリが住み着くことはありません。
エアコンからゴキブリが落ちてくることを防ぐ一番の対策は、外部と内部を繋ぐ穴や隙間を塞いでゴキブリの侵入経路の対策をすることが最も有効です。
エアコン周りの侵入経路対策とあわせて、ベイト剤(毒エサ)や粘着トラップなど市販のゴキブリ駆除グッズをうまく利用することでゴキブリに遭遇する確率がグンと下がっていきます。
すでにエアコン内部にゴキブリの痕跡が見られる場合は、フィルター清掃をしたりエアコン付近に粘着トラップを仕掛けてみるなどしてみてください。
A.この記事で説明した経路をしっかり塞ぐことにより解決できます。
ただし、ドレンホースのみの塞ぎ対策など1箇所だけですと、内部・外部配管から入ってきてしますので、全部を塞ぐことを推奨します。
もし、全部のエアコン侵入経路を塞いでも、出てくる場合は、その他の侵入経路(キッチン下・ブレーカーなど)から入って来ている可能性がございます。
弊社の別の記事でその他の侵入経路について詳しく解説しておりますので、ご確認ください。
A.多いのは冬以外の春・夏・秋です。
特に多いのはゴキブリの行動が活発になる夏の時期ですが、春から気温の条件が整い、卵からゴキブリの赤ちゃんが孵化したり、成虫も行動が活発化してきます。
A.ゴキブリがもともとエアコン裏などに潜んいて、エアコンを久しぶりにつけたことによってゴキブリが興奮状態になり、そのまま落ちてきたことが考えられます。
このようなことがないように事前に駆除と侵入経路対策を行っておくと安心です。