2025/02/25更新
食器棚の隅や床に黒っぽい小さな粒を見つけ、「もしかしてゴキブリのフン?」と気になったことはありませんか?
現時点では、小さく特に目立たないのでそのままにしてしまう方も多いかもしれません。
しかしそのフンを放置してしまうと、思いもよらない被害につながる可能性があることを知っていますか?
この記事では、ゴキブリのフンの特徴や見分け方を詳しく解説し、放置することで起こりうるリスク、そしてゴキブリを自宅に寄せ付けないための対策方法をご紹介します。
ゴキブリのフンは一見すると、小さな黒いゴマや粒のような見た目で中々気づくことができません。
もしも、次の説明のような形状のものがあった場合、室内ですでにゴキブリが生息している可能性があります。
今回は、自宅によく出るクロゴキブリとチャバネゴキブリのフンの特徴を解説していきます。
クロゴキブリのフンは小さな黒い粒のような形をしており、大きさは2mm程です。
ゴキブリのフンは黒っぽい色をしていることが多いですが、エサの色に影響されるのでたまに白色のフンがある場合があります。
キッチンの食器棚や床に落ちていたり、壁にそのまま付着している場合があります。
チャバネゴキブリのフンはクロゴキブリのものよりも更に小さく1mm程度しかありません。
小さくデコボコしているため、見た目は小さなコショウの粒に見えることがあります。
フンの色は黒っぽい色ですが、こちらも食べたエサの色に左右されるため、黒以外のフンも存在します。
また、どちらのゴキブリのフンにも、わずかに独特のニオイがあります。
弊社の現場スタッフによれば、「ツーンとすえたようなカビ臭さがある」そうで、だいたい室内に入った瞬間にゴキブリが発生しているかどうかわかるそうです。
ゴキブリのフンと卵(卵鞘)は見た目が異なりますが、どちらもゴキブリの発生を示す重要なサインです。それぞれの特徴をしっかり理解し、正しく見分けることが駆除対策の第一歩になります。
まず見分けるポイントとしては、大きさと形状の違いです。
ゴキブリのフンは、黒くて小さなコショウ粒のような形をしますが、卵は細長いカプセル型です。
卵の大きさは種類によって異なりますが、5mm~10mm程とフンと比べるとかなり大型になります。
色も茶色~黒色をしてます。
またゴキブリのフンは通り道に点々とありますが、卵は電化製品の裏など物陰にまとまって見つかることが多いです。
ゴキブリのフンは単なる汚れではなく、放置すると健康被害やゴキブリの増殖につながる危険性があります。特に、フンには細菌やアレルゲンが含まれているため、適切に処理しないと人間の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
ゴキブリのフンには、サルモネラ菌や大腸菌、黄色ブドウ球菌などの病原菌が含まれていることがあります。
フンが食べ物や食器に付着してしまうと、食中毒を引き起こす原因になりかねないので注意が必要です。
また、ゴキブリのフンや脱皮殻は空気中に微粒子として浮遊し、これを吸い込むことでアレルギーや喘息を悪化させる恐れがあります。
実際に、アメリカではゴキブリのフンが原因で喘息が悪化する子供が増大したことが報告されています。
ゴキブリは仲間と集まって集団で生活する習性があり、その際に「ここは安全な場所だ」という信号を出すために、フンに含まれる集合フェロモンを利用します。
集合フェロモンには、
そのため、フンを放置するとゴキブリの活動が活発になり、さらなる繁殖を助長してしまう可能性があります。
ゴキブリのフンを見かけた場合、付近にゴキブリの巣が作られている可能性があります。
ゴキブリは生活の拠点(巣)から餌を求めて室内に出没します。そのため、巣の近くでは頻繁に行動し、フンが蓄積されやすいです。
ゴキブリは暗く温度が高い場所に集団で生活をする習性があるため、一か所にフンや脱皮殻が多く見つかるときはすぐに近辺の清掃を心掛けましょう。
ゴキブリのふんは、単なる汚れではなくゴキブリの存在や潜在的な巣のサインであるため、迅速かつ徹底した対策が必要になってきます。
[用意するもの]
[手順]
安全対策の実施
作業前に使い捨ての手袋やマスクを着用し、直接の接触や吸引を防止します。
フンの除去と清掃
ティッシュやナプキンでフンを拾い、ビニール袋に密封して廃棄します。その後、フンが落ちていた場所をアルコールスプレーでふき取りを行うと、除菌と同時に集合フェロモンが落ちて効果的です。
室内にゴキブリのフンをさせないための予防策としては、ゴキブリを住み着かせない環境を作ることがなによりも重要です。
ゴキブリは屋外から侵入してくるので、外部からの侵入経路塞ぎと、室内の環境改善が必要になってきます。
室内でこれらのゴキブリのフンを見つけた場合、清掃だけではなくゴキブリ本体の駆除が必要になります。
いち早く駆除をしないと、どんどんゴキブリの数が増えていってしまうことになりかねません。
大量のゴキブリのふんが確認された場合、その場所にゴキブリの巣や繁殖拠点が存在する可能性が高いと考えられます。フンがそれほど多くある場合、ゴキブリ自体も室内ですでに見かけているはずですので、同時に駆除が必要です。
理由は次の通りです。
このように、ふんが多い状態はゴキブリの大量発生のサインと判断でき、早急な対策(清掃、環境改善、侵入経路の遮断、そして必要に応じた専門家への相談)が求められます。
ゴキブリは他の昆虫と異なり、決まった巣を構えるのではなく、家電製品の裏など、温度や湿度が適した環境を隠れ家として群れを形成して生活します。
また、これらの周辺には、排泄物や死骸が蓄積した「ローチスポット」が見られるため、室内でローチスポットが確認される箇所は、ゴキブリが頻繁に活動しているエリアと考えられます。
効果的にゴキブリを駆除するには、室内の環境整備といくつかの対策を組み合わせることがポイントです。
徹底した環境整備
食品カスや水分、ゴミを定期的に除去し、ゴキブリが好む生息環境を根本から断ちます。特にキッチンや水回りの清掃、排水口の管理が重要です。
粘着トラップの設置
ゴキブリの移動経路や活動エリアを把握するために、粘着トラップを各所に設置します。これにより、出現箇所を特定し対策の重点エリアを決定できます。
※設置しすぎるとかえって外部からゴキブリを誘引する恐れがありますので、設置は最小限にとどめておく必要があります。
ベイト剤の利用
餌に毒剤が混ざったベイト剤を設置することで、ゴキブリが摂取した毒が巣内に拡散し、集団駆除が期待できます。効果が持続しやすく、隠れた場所にも作用するのが特徴です。
おすすめの対策アイテム
最も効果的かつ簡単に駆除対策を行うためのアイテムとして、ベクトロンSPが非常におすすめです。
室内にゴキブリのフンがあって困っている方は一度お試しください!
プロの駆除業者に依頼するのと同じ効果を期待できます!