2025/05/15更新
SNSでなにかと話題のゴキブリムエンダー。
「ゴキブリムエンダーって本当に効くの?」そんな疑問に答えるべく、この記事では実際に使った人の口コミをもとに効果を検証していきます。
他の人気駆除グッズとの違いや、どんな人に向いているのかを徹底的に比較します。
購入前に必ず読んでおきたいポイントを専門視点で解説!
話題になっているゴキブリムエンダーは、スプレータイプのゴキブリ駆除剤です。
ゴキブリに直接スプレーする一般的な殺虫剤とは違い、次のような特徴があります。
ゴキブリムエンダーは、KINCHO(キンチョー)が開発した煙を使わない空間噴射式のゴキブリ駆除剤です。
ミクロの殺虫成分を空間に噴霧することで、家具の裏の隠れたゴキブリにもアプローチ。
従来の燻煙剤のように火を使わず煙も出ない無煙処方のため、準備や片付けの手間が少ないのが大きな魅力です。
またゴキブリに直接スプレーしないタイプなので、ゴキブリを直接見たくないけど煙が出るタイプは片付けが面倒、という方にはピッタリの商品です。
ゴキブリムエンダーの使い方はとても簡単です。
使用前に室内の床に置いてある荷物などをある程度片付けて部屋を閉め切ります。
部屋の中央に立ち、やや上向きに広さに合わせた回数を部屋全体に行きわたるようにプッシュするだけです。
1回の使用で部屋全体にミクロの薬剤が広がり、家具の裏や隙間などゴキブリが潜みやすい場所にも届きます。
プッシュ回数の目安は以下の通りです。
スプレー後は30分ほど部屋を閉め切り、その後換気すれば使用完了です。
煙が出ないため、火災報知器を気にする必要もなく、事前準備や後片付けが不要なのも大きなメリットとなります。
使いやすさと安全性が両立された、新しいタイプの空間駆除アイテムと言えるでしょう。
ゴキブリムエンダーの殺虫効果は約2週間持続します。
ただしこれは室内にいるゴキブリを一時的に駆除するものであり、新たに侵入してくるゴキブリを防ぐ予防効果はありません。
主要な有効成分は、ピレスロイド系殺虫成分の「フェノトリン」および「メトフルトリン」。
即効性に優れ、ゴキブリに直接作用してすばやく駆除しますが、ピレスロイドに耐性を持つチャバネゴキブリなどには効かない場合があります。
ゴキブリムエンダーの成分には、忌避性(ゴキブリが薬剤を避けて通る性質)があるため、使用した部屋から他の部屋にゴキブリが逃げ込むリスクがあるのも注意点の一つです。
そのため、全室一斉に処理することでより確実な駆除効果が得られます。
このように、ゴキブリムエンダーは「今、家にいるゴキブリを手間なく駆除したい」という方にとって非常に手軽で便利なアイテムです。
👉以前のゴキブリムエンダーの記事についてはこちら
ゴキブリムエンダーは、SNSや通販サイトのレビューでも良い評価と悪い評価の両方が見られる製品です。
実際に使用した人の声をもとに、どのような点が支持され、どのような不満が寄せられているのかを整理してご紹介します。
特に多かったのが、「他の製品では駆除できなかったがムエンダーは効いた」「設置も準備もいらないから楽で助かる」という声です。
総じて、「片付けの必要がない・すぐ使える」という時短・ストレス軽減メリットが評価されているようです。
一方で、いくつかの使用上の不満や効果に関するネガティブな意見も見られました。
「ムエンダーも黒キャップも効かない」
「今日ムエンダーしたのに元気なGの子供が布団に上がってきた」
「卵には効かないから定期的にやらないと」
ゴキブリムエンダーを使ってもゴキブリや卵には効かない、というユーザーが一定数ポストしていました。
ゴキブリムエンダーを使っても「思ったほど効かない」「ゴキブリが出続ける」と感じた場合、以下の3つの原因が考えられます。
ピレスロイド系の薬剤には「忌避性(きひせい)」という性質があります。
これは、ゴキブリが薬剤の成分やニオイを察知して逃げようとする反応のことで、ゴキブリにとっては「ここは危険」と感じて近づかなくなる仕組みです。
ゴキブリムエンダーもこの忌避性を持つため、部屋全体に薬剤が届く前に、ゴキブリが他の部屋や床下壁裏の建物内部へ逃げ込んでしまう可能性があります。
一時的に姿を見かけなくなるだけで、「駆除できた」なんて誤認してしまうこともあるかもしれません。
間取りが複数ある家や、ドアで仕切られた空間では、使用後すぐに他の部屋でもゴキブリムエンダーを使用することが効果を高めるコツです。
ゴキブリムエンダーに含まれる有効成分は「フェノトリン」と「メトフルトリン」というピレスロイド系成分です。
これらはゴキブリの神経に作用して駆除する成分ですが、一部の抵抗性ゴキブリには効果がない場合があります。
とくに注意が必要なのはチャバネゴキブリです。
チャバネゴキブリとは飲食店やビル内によく発生し、薬剤に対する耐性(=効きづらさ)が強い個体です。
もしゴキブリムエンダーを使っても何度もゴキブリを見かける場合は、チャバネゴキブリの可能性も視野に入れて、別タイプの成分の駆除剤を使用するのが有効策です。
👉チャバネゴキブリについてはこちら
ゴキブリムエンダーを使っても、ゴキブリの卵には効きません。
なぜならゴキブリの卵は硬い殻に守られており、薬剤が内部に浸透しないためです。
またムエンダーの有効成分の残効期間は約2週間で、卵の孵化まで期間(約1か月~2か月)を完全にカバーできないのが実情です。
つまり、ゴキブリの完全駆除には定期的な処理が必要になりますが、これは正直かなり面倒です。
手間をかけたくないなら、1回の使用で卵の孵化期間をまるごとカバーできる長期残効性の駆除剤を使うほうが、結果的にラクで確実です。
口コミを総合すると、ゴキブリムエンダーは以下のようなニーズに特に向いています。
小さなお子さんやペットがいて、煙やニオイを避けたいご家庭
→ 燻煙剤のような煙が出ず、30分後には入室が可能です。
忙しくて片付けや掃除に時間をかけたくない人
→ 火災報知器の準備や食器類の養生が不要で手軽に利用することができます。
ゴキブリの姿を見たくない人
→ 空間に使用するタイプの商品のため、とにかくゴキブリと関わりたくない!という方にはストレスの少ない選択肢になります。
自宅でチャバネゴキブリがでている
→ピレスロイド系であるムエンダーは、抵抗性ゴキブリには効きづらいです。
巣ごと根本的に解決したい人
→ ムエンダーは連鎖駆除タイプではないため、室内全体のゴキブリ駆除には向いていません。
1回で長期間効果を維持したい人
→ ムエンダーの効果持続期間は最大でも2週間程度なので、定期的な再処理が必要です。
ゴキブリムエンダーは確かに手軽で即効性のある優れた製品ですが、「再発しないように巣ごと根絶したい」「抵抗性ゴキブリにも効く薬がほしい」という方にとっては少々物足りない部分もあります。
そんな方にこそ検討してほしいのが、プロの施工現場でも使われているベクトロンSPです。
ベクトロンSPは、プロの施工現場でも使用されている業務用グレードのゴキブリ駆除剤です。
ゴキブリムエンダーと同じ使用方法でありながら、非忌避性・残効性・連鎖駆除に優れたワンプッシュ式の駆除剤です。
見えない場所に潜んだゴキブリや、抵抗性ゴキブリ、卵の孵化サイクルまで徹底対処したい方におすすめの1本です。
👉ベクトロンSPについてはこちら
ベクトロンSPは、アース製薬株式会社が製造しているゴキブリ・トコジラミ専用の業務用駆除剤です。
ベクトロンSPに配合されている有効成分「テネベナール」は、最新の駆除成分として開発されました。
従来のピレスロイド系では効きにくかった薬剤抵抗性ゴキブリにも対応できるため、チャバネゴキブリに対してより確実な駆除効果が期待できます。
残効期間は約3ヶ月とされており、こまめな再処理をしなくてもゴキブリの再発を防ぎやすい設計になっています。
また、ワンプッシュで広範囲に噴霧できる設計なので、キッチンや洗面所、家電裏など、隙間の多い場所にも効果的に使えるのも魅力のひとつです。
ムエンダーとベクトロンSPは、どちらもワンプッシュ型のゴキブリ対策アイテムですが、根本的な設計と用途がまったく異なります。
ベクトロンSPの最大の特徴は、「非忌避性」と「高い残効性」を兼ね備えている点です。
ゴキブリムエンダーは、ゴキブリが薬のニオイや成分を察知して避けてしまう忌避性を持ちますが、ベクトロンSPは逆にゴキブリに気づかれずに接触させることで駆除効果を最大限発揮します。
薬剤に触れたゴキブリが巣に戻ることで、仲間のゴキブリにまで駆除効果を広げる連鎖駆除が可能です。
またベクトロンSPの使用効果は最大3ヶ月間続くため、1回の施工で今潜んでいるゴキブリの駆除から今後孵化してくる幼虫駆除にも対応できるのが大きな違いです。
用途や目的に合わせて、気軽に使えるのムエンダーか、根本対策のベクトロンSPかを選ぶのが賢い使い分け方です。
項目 | ゴキブリムエンダー | ベクトロンSP |
---|---|---|
成分 | ピレスロイド系(忌避性あり) | 新成分テネベナール(非忌避・連鎖駆除) |
抵抗性ゴキブリへの効果 | 低い(チャバネに効きづらい) | 高い |
効果期間 | 約2週間 | 約3ヶ月 |
巣ごと駆除 | 不可(即死型) | 可能(連鎖駆除タイプ) |
専門性 | 一般家庭向け | プロ用薬剤を一般化 |
ベクトロンSPは「今すぐ駆除」+「巣ごと根絶」+「チャバネ対策」がすべてできるムエンダーの上位互換タイプと言えるでしょう。
👉プロ推奨のゴキブリ対策スプレーはこちら
「手軽に今すぐ対処したい」「片付けの手間をかけたくない」という人には、ゴキブリムエンダーがぴったりです。
ワンプッシュで空間全体に薬剤が広がるので、忙しい人にも使いやすいアイテムです。
一方で、「抵抗性ゴキブリや巣までしっかり駆除したい」「一度の処理で長く効果を続けたい」という人には、ベクトロンSPのほうが向いていると思います。
プロ業者も使う薬剤なので、ゴキブリの再発防止や根本対策を重視する人には安心の選択肢になるはずです
ベクトロンSPでゴキブリを根本解決したい方へ
一定の効果はありますが、ゴキブリの種類や使用環境によって効き方に差があります。チャバネゴキブリなどの抵抗性ゴキブリには効きにくい場合があります。
発生しているゴキブリがチャバネゴキブリ、または忌避性の成分に気付いて処理面を避けられている可能性があります。ベクトロンSPのような非忌避性・連鎖駆除型の薬剤に切り替えることをおすすめします。
併用は推奨できません。2つの商品は異なる殺虫成分を含んでいるため、併用での使用は駆除パフォーマンスを下げる可能性があります。
業務用商品のため、薬局での販売はいたしておりません。害虫駆除プロ用品ペスぽちでお買い求めいただけます。公式サイトはこちら