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ゴキブリを家の中で見失った!どこから侵入?種類別の駆除と予防策

2025/02/28更新

ゴキブリ 室内 行方不明

家の中でゴキブリを見失った時、とても不安な気持ちになりますよね。中には、また遭遇したら怖いのでそのまましばらく外に出かけてしまう方もいるんだとか。
そこで今回は、ゴキブリが室内に侵入してくる経路や代表的な種類、見失った時の探し方や再発防止のコツなどを詳しく解説します。

目次

家の中でゴキブリを見失ったとき、まず確認すべきポイント

ゴキブリ 見失った ポイント

さっきまでそこに居たゴキブリが目を離したすきにいつのまにか消えていた、みなさんそんな経験はありませんか?
見えない所にゴキブリが潜んでいると考えるだけでも不安になってしまいますよね。
では、ゴキブリは一体どこに逃げてしまったのでしょうか?


ゴキブリ 突然 いなくなる

私たちの多くはゴキブリが苦手だと思いますが、ゴキブリにとっても人間は最大の天敵で絶対に見つかりたくない相手と言えます。
ゴキブリは触覚や尾肢(びし)といった感覚器官が非常に発達していて、振動や空気の流れを感じ取ることができます
室内でゴキブリを発見した人間は大きな動きや振動を生むので、このセンサーに感知されてしまい、物陰や床裏などのスペースに逃げ込んでしまいます。


ゴキブリ 時速300km 走れる

ゴキブリは時速7kmで移動でき、人間のジョギングと同じくらいの速度です。
また、自分の体長の50倍もの距離を1秒で移動することができ、これを人間の大きさに換算すると、時速300kmで走るのと同じ感覚になります。

さらに、ゴキブリの足裏には微細な毛が生えて滑り止めの役割をしていて、壁や天井でも高速で移動することが可能になります。

このスピードで動かれたら、一瞬で見失ってしまうのも納得ですね。


ゴキブリ どこに潜んでいる

ゴキブリは、暗くて狭く、安全な場所を好むため、危険を感じた際には瞬時に隠れることができます。以下のような場所がゴキブリの隠れ家になりやすいです。

家具や家電の裏

冷蔵庫、電子レンジ、エアコンの裏側や下は、24時間温かく湿度があり、ゴキブリにとって最適な隠れ家です。

キッチンの隙間やシンク下

食べかすや水があり、餌を確保しやすいため、ゴキブリがよく潜む場所のひとつです。

壁の隙間や床下のクラック

ゴキブリは壁の割れ目や巾木(はばき)の隙間などの狭い空間に潜り込むのが得意です。


ゴキブリ 飛ぶこともある

ゴキブリは驚いた時や危険を感じると、飛ぶことがあります。しかし、鳥のように自由に滑空出来るわけではなく、高いところから低いところへ飛ぶ程度の飛行能力しかありません。
多くのゴキブリは長距離を飛ぶことはできず、パニック時に短い距離を移動するために飛ぶことがほとんどです。

ゴキブリはどこから侵入する? 家に入り込む代表的な経路

ゴキブリ侵入経路

ゴキブリはわずかな隙間や開口部を利用して、私たちの家の中へと侵入してきます。
ゴキブリの駆除業者は、外部から室内への入り口を侵入経路と呼び、侵入経路の数を少なくすることがゴキブリを室内で出させないための秘訣です
では、ゴキブリは具体的にどこから家の中に入り込むのでしょうか? 代表的な侵入経路について詳しく解説します。


ゴキブリ外部侵入経路
ゴキブリの屋外からの侵入経路

ゴキブリは主に外部侵入経路と、すでに屋内にいるゴキブリが移動する内部侵入経路の2つのルートを通じて、家の中に広がります。
そのためゴキブリの侵入を防ぐためには、それぞれの経路をしっかりとふさぐことが重要です。

家の中ですでに発生しているゴキブリが、別の部屋や隠れ家へと移動するのを防ぐために、排水管周りエアコン周りの隙間を埋める必要があります。


マンションやアパートなどの集合住宅の場合、すべての部屋がこの内部侵入経路で繋がっていますので、内部侵入経路を塞がないと周りの部屋の環境によって自室にもゴキブリが出てきてしまいます

エアコン室外機のドレンホース換気口から室内に侵入されるケースが多いので、防虫ネットや換気口フィルターなどで塞ぐと効果的です。

ゴキブリの侵入経路について、詳しくは下記の記事をご覧ください!

✔侵入経路になりづらい箇所

  • 余談ですが、外出時や帰宅時のドアを開けた時に一緒にゴキブリが入ってきてしまいますか?という質問を多くいただきますが、そのようなケースは稀で実際には上記の場所からの出入りがほとんどです。
  • 排水溝からゴキブリが上がってくるのではないか、というお声も多くいただきますが、キッチンや洗面所の排水菅は長期間使用していない場合を除き、ゴキブリの侵入経路になることは考えられません。

家にでる代表的なゴキブリの種類と特徴

ゴキブリは世界中に約4,500種以上が存在しますが、日本の家庭内でよく見られる種類は限られています。特に、飲食店や一般家庭で発生しやすいゴキブリは数種類に絞られ、種類ごとに特徴や行動パターンが異なります。
ここでは、日本の家庭でよく見られる代表的なゴキブリの種類とその特徴について解説します。


一般住宅で一番多く見るゴキブリです。基本的には外で生活をしていますが、外部侵入経路から室内に侵入して繁殖します。
体長は大きいもので40mm程になり、大型に分類されます。
見た目は丸を縦に引き延ばしたような形で、黒~赤黒い色をしています。
室内では、家具の裏や床下・屋根裏などに潜んで生活しています。

クロゴキブリは大きくて動きも早いので、特に苦手と感じる方が多い傾向があります。


飲食店やホテル、病院に多く住み着くタイプのゴキブリです。主に食材の搬入によって外部から侵入されることが多いです。
体長は15mm程で小型のゴキブリに分類され、寒さに弱いものの飲食店の厨房機器周りに住み着いています。
一般住宅には、通販や荷物に紛れて侵入し室内で繁殖することもあります。
市販の殺虫剤が効かないので、ゴキブリの中でも駆除が非常に難しい種類です

家の中で見失ったゴキブリを駆除する方法

家の中 駆除する方法 ゴキブリ

自宅で目を離した時にゴキブリを見失ってしまった経験はありませんか?
そのまま同じ空間で過ごすなんて考えただけでゾワッとしてしまいますよね。
ここでは、ゴキブリを見失った時にできる対策3選をお伝えします。


ゴキブリ 徹底的に探す

ゴキブリは暗くて狭い場所に素早く潜り込むため、以下のような隠れやすい場所を重点的にチェックしてみてください。

家電製品の裏や隙間(冷蔵庫、棚、テレビ台の裏)
キッチン周り(シンク下、コンロの隙間、調理器具の下)
排水口や配管周辺(洗面台・風呂場・トイレの下)
幅木の隙間(床と天井のつなぎ目)

懐中電灯やスマホのライトで照らしながら確認すると効果的です。
どこに逃げ込んだか特定するために、ものをゆっくりと動かして振動させてみるとより見つかりやすくなります。
殺虫剤を逃げ込んだであろう箇所に吹きかけると、忌避性の成分に驚いたゴキブリが飛び出してくる効果も狙えます(フラッシング効果)


ゴキブリ 駆除グッズ

ゴキブリを見つけたら確実に仕留めるために駆除アイテムを準備しましょう。
ゴキブリはわずかな振動や空気の動きも感じ取ることができるので、音を立てずに静かに取りに行くようにしてください。
新聞紙やスリッパなどで叩いて駆除することは、付近に菌をまき散らしかねないですし、なにより後片付けが大変になるのでおすすめしません。

瞬間冷却スプレー(ゴキブリを凍らせて動きを止める)
殺虫スプレー(即効性のあるスプレーで仕留める)
粘着トラップ(ゴキブリの移動ルートを特定し、捕獲する)

ゴキブリを確実に追い出す・仕留めるコツは、 ゴキブリの動きを先読みしてスプレーを噴射することです。
ゴキブリは直進しかできず、壁沿いを移動しやすいため角に追い込むように噴射すると効果的です。


じぶんで駆除できない

ゴキブリが出たものの、怖くて駆除が難しい場合は、粘着トラップを設置し、しばらく部屋を離れるのがおすすめです。
ゴキブリは人の気配を感じると姿を現しにくいため、退室することで活動を再開しやすくなります。
また、その際に部屋の電気を消してから退室すると、ゴキブリが安心して動き出しより効果的に捕獲することができます。

それでもどうしても気になって仕方がないという方は、是非弊社にお任せください!
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ゴキブリを寄せ付けない! 家の中の予防と対策

ゴキブリ 寄せ付けない

ゴキブリは、一度発生すると繁殖スピードが速く、駆除が難しくなる厄介な害虫です。しかし、そもそも家に侵入させない環境を作ることができれば、ゴキブリの発生を未然に防ぐことが可能です


ゴキブリを寄せ付けないためには、日頃の掃除と食べカスの徹底管理が最も重要です。ゴキブリはわずかな食べ物の残りカスや油汚れ、水分を頼りに生き延びることができるため、日々のちょっとした油断がゴキブリを呼び寄せる原因になります。

ゴキブリは特にキッチンに集まりやすいので、以下のポイントを重点的に掃除しましょう。
✅ シンクや排水口の掃除 → 食べ残しや水分を溜めない
✅ コンロやレンジ周りの油汚れを除去 → 油カスはゴキブリの餌になる
✅ 食器はすぐに洗う → 食べカスが残ったまま放置しない
✅ シンク下や冷蔵庫の裏もチェック → 見えない場所にカスが溜まりがち

✅ 生ゴミは密閉し、こまめに処分 → 匂いがゴキブリを引き寄せる
✅ ゴミ箱は蓋付きのものを使用 → ゴキブリの侵入を防ぐことができる
✅ 空き缶・ペットボトルは洗って捨てる → 糖分や油分を残さない

専門業者に頼むべきタイミング

専門業者に依頼 ゴキブリ

上記の室内の掃除を徹底しても、なかなかゴキブリの数が減らないことがあります。
以下のことが起こった場合は、専門の業者に依頼することも視野に入れて検討してみてください。


1匹のゴキブリをただ見かけただけでは、必ず専門業者に頼む必要はありません。ただし、1週間の間に何度もゴキブリを目撃する場合や毎日のようにゴキブリを見かける場合は、家の中にすでに巣がある可能性が高いです。
このような場合は、DIYでの駆除が難しいケースが多いので専門業者に依頼する目安となります。


ゴキブリ駆除の基本としてベイト剤(毒餌)や殺虫剤の使用がありますが、これらを使っても効果が見られない場合は、すでにゴキブリが薬剤の耐性を獲得している可能性があります。
この場合も、市販の駆除グッズでは対処しきれない場合が多いため、専門業者による徹底駆除が効果的です。


ゴキブリの赤ちゃんや卵鞘を発見した場合、それは家の中でゴキブリがすでに繁殖している証拠です。ゴキブリは、1つの卵鞘から20~40匹の幼虫が孵化するため、放置すると短期間で一気に増殖します。
また、ゴキブリの幼虫は成長が早く、約1ヶ月で成虫になり繁殖を開始するため、卵や幼虫を見つけた時点で根本的な駆除を行わないと、被害が拡大する可能性が高いです。

このような場合、専門業者に依頼すると、ゴキブリの巣を特定し、卵や幼虫も含めた徹底駆除が可能です。家の構造や侵入経路に合わせた長期的な対策も提案してもらえるため、再発防止のためにもプロの力を借りるのが最善の選択肢となります。


ゴキブリの赤ちゃんについて詳しく書いた記事はこちら

まとめ:家の中でゴキブリを見失わないために大切なこと

室内で見失ったゴキブリを見つけるには、隠れやすい場所を重点的に確認し、効果的な対策を講じることが重要です。

見失ったゴキブリを放置すると、再び現れたり繁殖するリスクが高まるため、その場でしっかり駆除し、侵入経路を封鎖することが大切です。
また、繰り返し発生する場合は、専門業者に依頼するなど、早めの対策を検討しましょう。

ゴキブリ駆除の相談・依頼はコチラ

このblogを書いた人

Kaishi_Takeda
Kaishi_Takeda株式会社ハウステクト 代表取締役・出張施工サービス『害虫獣SOS』・害虫駆除のプログッズECサイト『ペスぽち』の運営
【保有資格】
ペストコントロール1級技術者・防除作業監督者・罠猟狩猟免許

【実績】
店舗・施設・戸建て・集合住宅問わず、累計6000件以上のゴキブリ等の害虫・ねずみ等の害獣現場を担当し、大量発生・他社の再発案件も含め解決してきた、駆除・対策のプロフェッショナル。
ゴキブリ・トコジラミ・ネズミ等の害虫・害獣に関する、種類別の特性や生態・行動パターン・各種建物構造も熟知しており、ご自身での駆除方法~対策方法まで幅広く情報を発信する。
2021年から急激に素人ボッタクリ業者が増えたので、業者選びの注意点も公開しております。

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めざまし8(2024年3月11日)・Day Day(2024年6月4日)・カンテレ8(2024年6月5日)

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AERAdot.・週刊プレイボーイ・週刊女性