自分で出来る?冬のゴキブリ駆除対策と方法を業者が解説 - 害虫獣SOS

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自分で出来る?冬のゴキブリ駆除対策と方法を業者が解説

2023/01/20更新

冬

条件が揃うと冬でも繁殖の危険性がある!
その対策方法をプロが解説します!

冬だからゴキブリが出ないと思われていませんか??
結論から申し上げると、夏の暑い時期だけではなく、冬の寒い時期でも出てきます、、
こちらの記事では、冬に出る原因や対策方法まで解説していきます!

目次のご紹介!

冬でも条件が揃うとゴキブリは出てくる!

ご家庭に出るゴキブリがもっとも活動するシーズンは、弊社のゴキブリ駆除ご依頼件数から見ても5月~9月が一番多いですが、近年害虫駆除のオフシーズンの冬季11月~3月のご依頼も増えて来ました

理由として考えられるのは、2020年~巣ごもり需要やテレワーク在宅率が上昇し、暖房をつけている時間が長くなり、ゴキブリも屋内で生活しやすい状況を作ってしまっているというのが1番の理由かと思われます。

人間が生活しやすい環境は、ゴキブリも同じく生活しやすい環境となり、住宅は【暖をとれる】【食料・水がある】【隠れる場所がある】とゴキブリにとっても最高の空間です。

ゴキブリ種類別の越冬

熱帯が原産のチャバネゴキブリ・ワモンゴキブリは、休眠性を持たないので、越冬に必要な耐寒性がとても弱いです。
しかし、年間を通して20℃以上の屋内では、冬季でも繁殖することが可能で屋内暖房の普及により、気温の低い地方でも分布を広げつつあるのが現状でこれまで生息がなかった北海道にまで生息域を拡大しております。
温帯が原産のクロゴキブリ・ヤマトゴキブリは、短日条件下で休眠に入り、活動しなくなり、物陰などに潜むようになりますので、耐寒性が高まり、冬季の室温が低い一般住宅でも、生き延びることが可能です。

近年チャバネゴキブリが冬の個人宅に急増!?

 弊社の実感としては、年々個人宅でのチャバネゴキブリ被害の件数が増加傾向にあります。
一番の原因は、通販が増加したことで配達物にチャバネゴキブリが混入し、繁殖してしまっている可能性があるという事です。
 特定のチャバネゴキブリ以外は、寒さに弱いので基本的に屋外での生息は考えにくい為、持ち込みが原因な可能性がとても高いです。
 暖かい時期は、床下や壁裏などの建物内部に生息し、冬になると寒さをしのぐため暖かい室内へ侵入経路を通り入ってくる事が2022年はとても多く実感しております。
その中でも多い被害は、24時間モーターが作動している冷蔵庫・ウォーターサーバー・食洗器に住み着くケースが多く、対策を怠ると夏に向けて相当な数が繁殖してしまいます。
 またチャバネゴキブリは、ゴキブリの中でもとても厄介で、個人の力で駆除を行い解決することは、ほとんど不可能に近いので、プロの業者を呼ぶことを強く推奨します。

※以下の画像は、チャバネゴキブリは繁殖した家です。

冬にゴキブリが出たら早めに駆除・対策しないと夏に大量発生の可能性!?

なぜ、冬にゴキブリが出たら早めに駆除と対策しないかいけないかというと、既に住みついてしまっているということと、ゴキブリが一番成長と繁殖する温度が20度から25度4月頃からその温度に近づき、行動が活発になり、繁殖を繰り返してしまうからです。

ゴキブリは集団生活をしますので、基本的に窓や玄関からたまたま1匹入って来てしまったという事を除き、ほとんどは1匹見つけたら仲間ゴキブリがおります。

特にメスのゴキブリは、あまり行動せず常に隠れている事が多く、家で見かけるほとんどのゴキブリは、オスのゴキブリですので隠れた所で、メスのゴキブリが繁殖を繰り返します。

冬のゴキブリは、なるべくエネルギー消費をしないようにほとんど行動しませんが、雑食でなんでも食べてしまう為、人の髪の毛や1滴の水でも長く生き延びられてしまします。

【まとめ】

冬のゴキブリは、夏のゴキブリに比べて、移動スピードも遅い傾向にあり、ゴキブリが苦手な方でもご自身で駆除をおこなう事が簡単です。

弊社の経験から言える事ですが、夏に大量発生しているご家庭は、ほとんどと言っていいほど『冬の期間でもちらほらゴキブリが出ていた』というお客様ばかりです。

ですので、冬のゴキブリが弱い時期にしっかり駆除と対策をおこない、夏の繁殖を防ぐ事が事前の予防となり、夏に嫌な思いをしないようにしましょう。

ゴキブリの冬の巣や隠れスポットはどこ??

ゴキブリは、同じ場所をずっと巣にしているという事はなく、状況や季節に応じてその生息スポットを変えたります。

ゴキブリの糞

※こちらの画像は、冬にお客様宅で冷蔵庫を移動させた時の写真です。

基本的に一番好むのは、【暗い・高温・多湿】の暑くてジメジメしている場所を好み、以下季節ごとの生息スポットを解説していきます。

夏季の生息スポット→床下・壁裏・天井裏

基本的には、上記の場所を拠点とし、食料や飲料を確保するために侵入経路から部屋の中に入っていき、また経路の出入口から巣に戻っていくという繰り返しとなり、夏は活発に動く為、ゴキブリを冬より高確率で見かけてしまいます。

冬季の生息スポット→冷蔵庫の下・カーペットの下・24時間稼働している家電製品

ゴキブリにとって冬の間は、暖をとるのが最優先となり、夏よりも冬の方が家の中に住み着くことが多く、冷蔵庫や24時間稼働している家電製品は、常に暖かいので住みかにしたり、カーペット下にも住みつく傾向があります。

実は知らいうちに、冬の方がゴキブリと同じ空間に居る事が多かったりしますので、冬は夏以上にこまめに清掃をして住みかにさせない環境を作ることが重要です。

自分で出来る冬のゴキブリ駆除と対策方法

一番の対策としては、家のゴキブリ侵入経路を塞ぐ事なのですが、中途半端に塞いでもあまり効果がなく、しっかりやろうとするとリフォームの知識と経験が必要となる為、ご自身でやるとなるとあまり現実的ではございませんので、こちらでは簡単にできる最低限の駆除・対策方法と生活環境の改善についてご紹介していきます。

1.生活環境と清掃の対策

生活環境や清掃だけでも、ゴキブリの出現率が大幅に変わることがありますので、注意点を詳しく解説していきます。

・生ごみを放置せず、すぐに捨てる

ゴキブリは目が見えない代わりに嗅覚が発達しており、少しの臭いで誘引してしましますので、食べ残しの放置や生ごみの放置は、なるべく避けましょう。

・ダンボールは放置せずに捨てましょう

ダンボールや新聞紙などは、ゴキブリが好み住みかにすることが多く、近年通販やペットボトル飲料のダース買いをされる方が多いかと思いますが、知らずにゴキブリの卵が混入していたりすることがありますので、早めに処分をしてください。

※屋外のベランダや玄関に放置するのもやめた方がいいです。繁殖してしまい、自分で処理できず、弊社にご依頼される方もいらっしゃいます。

・食器を洗わずに放置するのはやめましょう

食器に付着した、食べかすや油などゴキブリが好みますので、誘引してしまう恐れがありますので、面倒ですが食器を使ったらすぐに洗ってください。

・カーペットや冷蔵庫・家具を移動して掃除しましょう

冒頭でもご説明しておりますが、冬に住みかにしやすいスポットとなりますので、生息の把握を含めてたまには移動させて掃除をおこなってください。

※掃除中に黒い点密集している痕跡があった場合は、ゴキブリの糞の可能性があり、フェロモンが出ている為、誘引してしまいますのですぐに掃除して清掃をおこなってください。

糞はこびりついて中々取れないので、以下の手順で清掃すると取れます。

【食器用洗剤の原液をかける】→【上からサランラップをかける】→【1時間程放置】→【歯ブラシで擦る】→【雑巾で拭き取る】→【糞が取れたのを確認したら、アルコールスプレーをかけて拭き取る】

注意点最後にアルコールスプレーで拭き取るのは、フェロモンが残っている為ですの、しっかり拭き取りをすることが重要です。

2.簡単にできる駆除と対策方法(冬バージョン)

夏も冬も駆除方法は一緒ですが、対策方法は異なりますので、冬の対策としご覧ください。

ゴキブリが出た時叩いて退治する方もいらっしゃいますが、ゴキブリの表面はとても不衛生でトイレの便器と比較してもゴキブリの方が汚いのでおすすめしません。

弊社が考える市販では最強と思われる、駆除対策グッズをまずは取り揃えることをおすすめします。

わかりやすくアース製薬さんの商品に統一しております。

ゴキブリ退治
ゴキブリ対策
ゴキブリ駆除

・出てきたゴキブリを退治するときはゴキジェットプロを使用

散布してからのノックダウンが早く、ゴキブリが苦手な方にもいいと思います。

ゴキブリは薬剤がかかると興奮状態となり、死ぬまで活発に動いてしまいますので、苦手な方はなるべくノックダウンまでが早いエアゾールを選ぶと良いです。

※ピレスロイドという有効成分が入っている為、室内で爬虫類・魚類を飼われている方は、効いてしまいますので、その場合は取り扱いに注意してください。(できれば使わない方がいい)

・ごきぶりホイホイ(粘着トラップ)

冬は、家の中に住みかにしやすいと冒頭で説明しておりますが、室内の設置型の駆除対策には、こちらが使いやすく、誘引性が非常に高いのでおすすめです。

仕掛ける場所は、冷蔵庫の下・24時間稼働している電化製品の近くだけに設置し、家のあちらこちらにいっぱい置くというのはしない方がいいかと思います。(過度な誘引の原因となる)

※トラップに引っかかっていた場合、捨てる際にGの個体を見てしまう可能性があるので、見るのも無理という方は、使わない方がいいかもしれません。

・ブラックキャップ(毒餌剤)

ゴキブリの個体をなるべく見たくないという方は、ごきぶりホイホイよりこちらを使うのがおすすめです。

仕掛ける場所は、冷蔵庫の下・24時間稼働している電化製品の近くだけ設置とごきぶりホイホイの設置箇所と一緒で、家のあちらこちらにいっぱい置くというのはしない方がいいかと思います。(過度な誘引の原因となる)

【まとめ】

ゴキジェットなどのピレスロイド系エアゾールは、魚類・爬虫類にも効いてしまう為、飼われている方は、有効成分が入っていない、ゴキブリ駆除用の冷却エアゾールなどを使用するといいです。

トラップ系のごきぶりホイホイ・ブラックキャップは、頻繁にゴキブリを室内で見かけないのであれば、併用する必要もないので、どちらかを設置すれば十分です!

自分で対策できない・侵入経路もしっかり対策したい場合は業者に依頼

こちらでは、冬のゴキブリ対策と駆除について、夏と冬の行動の変化や知識と自身で簡単におこなえる方法をプロの目線からご紹介させていただきました。

こちらの記事を見て、冬のゴキブリ対策が夏に向けていかに重要かお分かりいただけたかと思います。

夏のゴキブリ駆除・対策は、別の記事で紹介させていただきますが、冬の方法と違いますので、そちらもご覧の上、もっとゴキブリについて理解を深めていただけたら幸いです。

ゴキブリ被害がご自身でやっても効果がでない方今後ゴキブリが出ないように業者にしっかり対策してほしいという方は、是非弊社にご依頼いただければ、解決致しますのでご依頼お待ちしております。

また、電話・メール・LINEでのご相談は無料ですので、ゴキブリ被害のことで聞きたい点等もお気軽にご連絡いただければと思います。

ご依頼・ご相談はこちらをクリック!

冬のゴキブリ駆除・対策についての質問と回答(Q&A)

冬のゴキブリ対策は重要?

4月頃から繁殖が盛んになりますので、繁殖期前に対策と駆除することは、とても重要です。

冬のゴキブリは駆除しやすい?

ゴキブリは寒さに弱いので、夏の活発なシーズンより動きが遅くなる為、比較的駆除はやりやすいです。

冬はどこに潜んでいる?

越冬する為、比較的暖かい所に潜みやすいので、冷蔵庫の下やカーペット下等は例として多いです。

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この記事の筆者・監修者

このblogを書いた人

Kaishi_Takeda
Kaishi_Takeda株式会社ハウステクト 代表取締役・害虫獣SOS運営者
【保有資格】
1級ペストコントロール技術者・防除作業監督者・罠猟狩猟免許

【実績】
店舗・施設・戸建て・集合住宅問わず、累計6000件以上のゴキブリ等の害虫・ねずみ等の害獣現場を担当し、大量発生・他社の再発案件も含め解決してきた、駆除・対策のプロフェッショナル。
ゴキブリ・ねずみ等の害虫・害獣に関する、種類別の特性や生態・行動パターン・各種建物構造も熟知しており、ご自身での駆除方法~対策方法まで幅広く情報を発信する。
2021年から急激に素人ボッタクリ業者が増えたので、業者選びの注意点も公開しております。