2025/01/18更新
赤ちゃんゴキブリは見た目こそ小さいものの、成虫になると繁殖力が一気に高まり、あっという間に家中へと広がってしまう厄介な存在です。
そこで今回はゴキブリ駆除のプロ業者の視点から、赤ちゃんゴキブリに効く効果的な駆除・対策方法をご紹介します。
赤ちゃんゴキブリとは卵から孵化して成虫になる前のゴキブリの幼虫のことです。
ゴキブリの種類によってそれぞれ見た目や特徴が異なりますので見分け方を解説していきます。
クロゴキブリの赤ちゃんの体長は3mm~4mm程で、生まれたばかりの個体は白い米粒のような見た目をしています。
成長していくと体色は黒褐色になり背中に白い線の様な模様が入ります。
クロゴキブリは日本全土に生息しており、弊社のお問合せでもで一番よく受ける相談の種類のゴキブリです。
クロゴキブリは4月~10月頃に活発になるため、その時期に幼虫が現れることが多いですが、室内の温度や生息環境が整っていれば冬の間であってもクロゴキブリの赤ちゃんを見かけることもあります。
クロゴキブリは室内よりも床下や壁裏といった建物内部で孵化し、小さな隙間を通って室内に侵入してきます。
クロゴキブリの赤ちゃんは体長もかなり小さく柔軟なため、わずか0.5mm程しかない隙間であっても通れてしまいます。
その為、しっかりと侵入経路を塞いだつもりあっても小さな隙間から室内に侵入されてしまうことがあります。
チャバネゴキブリの赤ちゃんの体長は、15mm程で、体色は濃い茶色や黒っぽい色をしています。
生まれた直後から成虫になるまで成長していくにつれて段々と淡い茶色に変化していきます。
クロゴキブリの赤ちゃんと違って背中に目立って模様がほとんどなく、ツルっとした外見をしています。
クロゴキブリと同様に全国に生息しておりますが、温かく湿った環境を好み、室内でも良くキッチン周りや冷蔵庫の裏などに生息しています。
ワモンゴキブリの赤ちゃんの体長は5mm程で、他の種類のゴキブリの赤ちゃんに比べて大型に分類されます。
黒っぽい他のゴキブリと比べて少し赤みがかかった茶色い色合いが特徴です。
ワモンゴキブリの赤ちゃんの生息地域は本来、九州南部や沖縄などの熱帯地域に広く分布していますが、最近は温暖化の影響もあり関東や都心部でも目撃されるようになってきました。
ワモンゴキブリは一般住宅よりもむしろ、マンホールの中の下水やごみ置き場や食品加工工場などでみられることが多いです。
ヤマトゴキブリの赤ちゃんは、4mm程と非常に小さい体長をしていますが、脱皮を繰り返すごとに25mm程度に成長していきます。
ヤマトゴキブリの赤ちゃんの体色は黒褐色でやや光沢がありぼてっとした見た目をしています。
ヤマトゴキブリはもともと森林や草木などの自然環境下に生息していましたが、最近では一般住宅の室内でも発見さることもあり注意が必要です。
多くの人は「ゴキブリを見かけたけれど、小さいし1匹だけだから大丈夫だろう……」と考えてしまいがちです。しかし、たとえ赤ちゃんゴキブリが1匹だけであっても、そのまま見逃すことは大変危険です。ここでは、赤ちゃんゴキブリを見つけたときに見逃してはいけない理由と、適切な対処法について説明します。
ゴキブリは一度の産卵で卵鞘と呼ばれる20個~40個の卵を産み付けることができます。
1匹の赤ちゃんゴキブリを室内で見かけたという事は、他の複数の卵鞘からすでに幼虫が孵化しているというサインです。
1匹でもゴキブリの赤ちゃんを見かけた場合、見えないところ数十匹のゴキブリの赤ちゃんが生活していることになります。
ゴキブリは繁殖力がとても強く速いため、たった1匹の侵入をそのまま放置しまうと数カ月後には手がつけられないほど爆発的に個体数が増えてしまう恐れがあります。
例えば代表的な種類であるチャバネゴキブリの場合、一度の産卵で生まれる赤ちゃんゴキブリは40匹ほど。
それらの40匹の赤ちゃんゴキブリ達は、室内の環境さえ整っていれば卵から孵化して1か月で成虫になることができます。
そして成虫になった直後からすぐに交尾・産卵が可能になりますので、また次の世代のゴキブリ達が産卵し繁殖を繰り返していきます。
このようなスピードで繁殖・成長が進んでいくため、気が付いた時には家中の至る所に多くのゴキブリ達が潜んでいるという被害を引き起こします。
・活動する範囲は意外と狭い
赤ちゃんゴキブリは成虫に比べて体力や移動能力が劣るため、、行動範囲は以外と狭いです。
基本的には孵化した場所の近くを動き回ります。そのため、毎日同じような場所で赤ちゃんゴキブリを見かける場合は付近にゴキブリの巣があるかどうか確認してみてください。
・隠れ家になりやすい場所の特徴
ゴキブリは高温多湿で暗いところを好んで住み着きますので、キッチンでいえばシンクの下の配管周りや冷蔵庫の裏、家電と家電の隙間などが隠れ家になりやすいです。
またクロゴキブリは、床下や壁裏などの建物内部に潜んで生活をしていますので、クロゴキブリの赤ちゃんを見かけた場合はその付近に建物内部へ侵入できる隙間が生じている可能性があります。
赤ちゃんゴキブリを毎日のように目にする場合は、すでに家の中でゴキブリの好む生息環境が整っている可能性が高いといえます。
赤ちゃんゴキブリが毎日のように出る原因と大量発生を防ぐための対策ポイントについて解説します。
・家の中で卵が孵化している
ゴキブリは卵鞘と呼ばれる数十個の卵を一度に産み付けます。この卵鞘から数十匹が同時に孵化し、赤ちゃんゴキブリ達が一斉に活動し始めます。
赤ちゃんゴキブリを毎日見かける場合は、すでに室内または建物内部のどこかで卵鞘からゴキブリが孵化し続けている可能性が考えられます。
・孵化した場所付近を移動する
生まれたばかりの赤ちゃんゴキブリは、孵化した場所の付近を活動範囲とする場合が多いです。
毎日赤ちゃんゴキブリが出る場合は、その付近にゴキブリの巣や他の卵がある可能性があります。
一度繁殖が始まると短期間で爆発的に個体数が増え、あっという間に手に負えない状況に陥ることも少なくありません。
とはいえ、プロに頼む前にまずは自分で対策してみたいと思う方も多いはずです。
そこで今回は、ドラッグストアなどで購入できる市販品での駆除方法と、最短で効果を得るためのポイントをご紹介します。
赤ちゃんゴキブリを室内で見かけた場合、すぐに試せる駆除方法のひとつは殺虫スプレーです。
直接個体に噴射するだけで即効性のある効果が期待できます。
ゴキブリ専用のものでなくともピレスロイド系のものであれば代用することができます。
また目を離したすきに見失ってしまった場合は、逃げ込んだと思われる場所に噴射してみると、興奮作用によって隠れている場所から飛び出してくる効果が期待できます。
※チャバネゴキブリの赤ちゃんなど、一部の種類のゴキブリの赤ちゃんは殺虫剤の成分に耐性がついている場合がありますので、他の方法での駆除を検討する必要があります。
粘着トラップは赤ちゃんゴキブリの捕獲はもちろん、ゴキブリの侵入経路や発生源を突き止めるのにも有効なアイテムです。どの場所に設置したトラップに多く赤ちゃんゴキブリが捕獲されるかを観察することによって、出没エリアや潜伏場所を特定することができます。
ゴキブリは少量の食べカスや油汚れ、水分などをエサにして生きのびます。
キッチンに生ゴミが散乱していたり、水気があったりするだけでもゴキブリ達に好ましい環境と認識され住み着いてしまう恐れがあります。個体の駆除とあわせて室内を清潔な環境に保つことは、今後のゴキブリの発生を抑えるために非常に重要です。
ブラックキャップとはアース製薬が発売している代表的なゴキブリ駆除アイテムです。
小型の黒い容器の中の内部に毒エサ成分が配合されていて、ゴキブリが好むエサの匂いで誘い込み食べさせることで駆除効果を得る仕組みになっています。
ゴキブリの成虫にはもちろん効果的ですが、赤ちゃんゴキブリに対してもしっかり効くのでしょうか。
ブラックキャップはゴキブリの成虫だけでなく幼虫も引き寄せられるように開発されていますので、赤ちゃんゴキブリにも有効です。
ブラックキャップを食べた赤ちゃんゴキブリは、エサに含まれている毒の成分により数時間から数日後には死滅します。
ブラックキャップを食べたゴキブリの死骸を別のゴキブリが食べることによって連鎖的に駆除が広がる二次効果を期待できます。
ゴキブリの赤ちゃんは他の仲間の糞や死骸を食べることがあるので、ブラックキャップの使用が結果としてゴキブリの赤ちゃんの駆除に繋がります。
ブラックキャップには強力な誘引成分が含まれているため、多量に置きすぎると、室内だけでなく外部にいるゴキブリをも呼び寄せてしまう可能性があります。
室内の巣や潜んでいるゴキブリを的確に狙うためにも、適正な数を部屋ごとに分散して設置するようにしましょう。
以上のように自力でも一定の効果を得る方法はありますが、赤ちゃんゴキブリの発生が深刻な場合や、何度対策をしても再発してしまう場合は、プロ業者へ依頼することも検討してみてください。
専門知識や専用薬剤を駆使することで、より短期間で根本的な駆除と再発防止を期待できます。
ゴキブリにはさまざまな種類・抵抗性が存在するため、市販の駆除グッズだけで対処しようとしても限界があります。
その点プロの業者であれば、ゴキブリの種類や発生状況を的確に見極め、それに合った薬剤選定をしてくれるためより確実な駆除が期待できます。
ゴキブリの生息場所は、キッチン周りや収納スペース、床下・壁裏床下など多岐にわたります。
赤ちゃんゴキブリは狭い場所や高温多湿の暗所を好み、狭いわずかな隙間に卵鞘が潜んでいる可能性もあります。
ゴキブリの生態を知り尽くしたプロ業者であれば経験値と知識を活かし状況に応じた施工が可能です。
ゴキブリの個体数・出没箇所・建物構造などを総合的に判断してベストな方法を提示するため、見落としなく対処できるのが強みです。
ゴキブリの中では市販の殺虫剤だけでは駆除しきれない抵抗性をもつ個体が存在します。
特にピレスロイド系の殺虫剤に抵抗性をもったチャバネゴキブリに悩まされている場合、プロ業者しか扱えないベクトロンSPという薬剤が非常に有効です。
ベクトロンSPは、従来の殺虫剤に抵抗をもつゴキブリにも効果を発揮するため、頑固なゴキブリ被害に悩んでいる方には最適な手段となりえます。
1プッシュで広範囲に拡散し、90日間の長期残留性を兼ねそろえた業務用の最強薬剤!!
誰でも簡単に施工ができる商品です。
市販品などで手軽に駆除を行っても、室内に侵入経路が残されていると再度ゴキブリが侵入してくる可能性があるため、根本的な解決には至らないケースが多いです。
弊社では目視で確認できるゴキブリの駆除だけでなく、ゴキブリの発生源となるような外部からの新たな侵入を防ぐ侵入経路防除に力を入れてます。
また施工後であっても何度でも無料でLINEから相談することができますので、再発防止のためのアドバイスを受けることが可能です。
信頼できるプロ業者の選び方
ゴキブリ駆除のプロ業者を選ぶには、専門性の高さや駆除経験が多いところに依頼するようにしましょう。
弊社ではこれまでに25,000件以上の施工実績をもつほか、ペストコントロール1級技術者が在籍しております。幅広い知識と経験に基づいた的確な施工をご提供できますので、難しい事例でもスピーディーに対処可能です。
室内で赤ちゃんゴキブリを見かけた場合は、すでにゴキブリが住み着いている可能性が高く、早期の段階で駆除することが重要です。
殺虫剤やベイト剤などを使用や隙間封鎖、生活スペースを衛生的に保つなどの対策を行い、再発しにくい衛生環境をと整えることが重要です。
何度も赤ちゃんゴキブリが出現する場合は、専門のプロ業者への依頼をおすすめします。
Q1.「赤ちゃんゴキブリが1匹いたら100匹はいる」は本当?
ゴキブリは集団で生活する習性があること、1度にたくさんの卵を産卵することを考えるとあながち間違いではないかもしれません。
Q1. 赤ちゃんゴキブリを見かけたら、すぐに駆除しないといけないの?
はい、早めの対応が望ましいです。そのまま放っておくとあっという間に繁殖して手に負えなくなってしまう可能性があります。
Q2.赤ちゃんゴキブリは昼間でも出てくることがあるの?
ゴキブリは夜行性のため、基本的には暗くて静かな時間帯に活動が活発化します。
ただし、赤ちゃんゴキブリはエサや水分を求めて巣の近くを歩き回るため、昼間でも姿を見かけることがあります。